そんなことはどうでもよくて、僕は焼き鳥が食べたい

夕暮れ時、東北の田園風景をディランの「風に吹かれて」を聴きながら電車で走り抜ける。村上春樹は確か「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の中でディランの歌声を「雨降りの日に小さな男の子が窓の外を見つめるような声」と評していた。

僕にとってボブディランの声はいつだって夕暮れを思い起こさせる。それも明るくもの哀しい夕暮れを。

これは僕の持論だけど、一人ぼっちの夕方にボブディランを好んで聴くような奴は心のどこかで孤独に憧れを抱いている。

 

ところで全然関係ないけど、GunsN'Rosesがアレンジしてるディランの「Knocking on heaven's door」はぶっ倒れちまうくらいカッコいい。

 

電車はまだ、目的地に着かない。