雑記 8/15

 雨の日に、引きこもることを良しとしてくれる人のことが好きだ。

 盆だけど、まぁ実家に帰れるご時世でもないので、この土日はずっと部屋にいた。ホットコーヒーを買いに近所のセブンイレブンに行ったくらいだろうか。ところで、コンビニコーヒーの中ではセブンがダントツで美味しいと俺は思う。牛丼なら吉野家。だけど、デートしてる女の子が「わたしはすき家派かな」って言ったら、次の日の昼食はすき家に行ってみるかもしれない。松屋なら行かない。

 部屋で何をしていたのか?コールマンのインフィニティチェアで居眠りをしながら本を読んだり映画を見たりしていた。この椅子は、この一年で最高の買い物の一つだ。読書好きはみんな買いなさい。アフィリエイトではないので、自分でAmazon楽天で探せ。

 そういえば、高校生の頃は「~の中で最高のものの一つ」という言い回しがたまらなく嫌いだった。最高のものくらい一つに絞れよ、と憤っていた。まぁ10代というのは何にでも憤りたくなるから仕方ない。今は逃げる余地が多分にある言い回しでとても気に入っている。「君は今まで俺が出会った中で最高の女の子だよ」と誰にでも言っていたら刺されるかもしれないけれど「君は今まで俺が出会った中で最高の女の子の一人だよ」というのは、たぶん呆れられるだけで済む。誰も傷つけないことはそれだけで素晴らしい。

 最近使っていなかったBluetoothのスピーカーを持ち出して、配信されていた日食なつこの新譜も聞いた。頑なに電子書籍に移行しないで、紙の本を集め続けている癖にCDは全然買わない自己矛盾を思って一人で笑った。CDを買わなくなったことで、俺たちはかつての世代よりも音楽に対する情熱を持っていないのだろうか?そんなことはないと思うけど「じゃあなんで電子書籍にしないの?」と聞かれたときの明確な答えを今の俺は持ち合わせていない。たぶん紙の重さとかそういうのが大事なんだと思う。なんだか考えるのが面倒くさいので、誰かわかりやすくて言い訳があったら教えてください。ちなみに新譜では真夏のダイナソーが好きでした。アルバムを聴いて、シングルカットされてる曲を挙げるのもどうかと思うけど、好きなんだからしょうがないじゃん。

 俺もこの土日何度か感じたけれど、ある作品に触れたとき「あ、これはあの人が好きそうだな」「あの人に勧めてみたいな」と思うことは結構あるんじゃないかと思う。これは恋心のバロメータにもなっているというのが俺の持論だ。それは、風邪をひく直前の喉の違和感のようなもので、勧めたい「あの人」に特定の異性が浮かぶ機会が増えたら、それはもう八割くらい恋に落ちている。風邪はひき始めが肝心なように、恋も致命傷になる前に自覚して踏み留まるのが肝心だと思う。ただ、死神は身構えているときには来ないものだから、そういう心構えも無意味かもしれない。

 

 

直前に読んだ作家のエッセイを俺なりに自分の中に取り込んで見ました。酷い出来だけど、書きたいという衝動は大事だと思うので。